シフト勤務は健康管理が重要
病院は患者さんの入院施設があるので、状態が急変した際には対応しなければなりませんので当然24時間体制で対応できるように看護師の編成を行っています。そのため看護師のシフトはどうしても日勤と夜勤を織り交ぜて働くことになり、健康管理の難しさに悩む人も多くいます。ここではシフト勤務の健康管理について考えます。
睡眠時間の確保
勤務時間が不規則になると睡眠時間の確保がとても重要な健康管理のカギになります。朝に仕事が終わってつい昼までだらだらと起きて過ごしてしまうという人もいるかもしれません。しかしこれでは睡眠不足となってしまいますし次の勤務に影響が出る可能性もあります。そのため帰ってきてからはすぐに睡眠時間として活用することが大切なポイントになります。
しかし昼間は眠りづらいということもありますので、入眠までのスイッチを作っておくことがおすすめです。食事をして少し時間を明けて入浴してからベッドへ入るというように身体を眠らせるリズムを作ることで自然と入眠することができるようになります。スマホやパソコンは脳を覚醒させてしまうので寝床で利用するのは控えましょう。
医師と相談も
不規則な勤務の場合は身体が適応できなければ精神状態にも影響を及ぼします。シフト勤務に慣れていなければ抑うつ状態になることもありますので、何事にもやる気が出なくなってしまうような場合には医師が近くにいるはずですので軽く相談してみるのも良いです。これは看護師の特権とも言えますので、精神科医ではなくてもアドバイスを受けることができるはずです。
食事について
夜勤明けは暴飲暴食はしないように心がけましょう。休憩が取れなかった夜勤明けなどは脳も身体も休まっていませんので、普段よりも食欲が旺盛になります。そのため一度に多くの量を食べてしまうと肥満の原因にもなりますし、睡眠に入ることも難しくなります。そのため夜勤明けは衝動的に食事を取らないことが大切な健康管理になります。
また夜勤明けには交感神経が優位な状態になっていますのでできるだけリラックスできる食事を考えましょう。例えば味噌汁には気持ちを落ち着かせるトリプトファンや女性ホルモンのバランスを整えてくれるイソフラボンなどが含まれているのでおすすめです。食事をしてから急に眠るのは身体によくありませんので、食事後に気持ちをリラックスをさせてくれる効果のあるハーブティーを飲みながら軽い休息を取るのもおすすめです。